【教員の転職】教師の転職先4選!

私も「小学校教員」から転職した身です。同じ経験をした方の何人かに聞き取りをし、また私の経験も元にして「教師の転職先」を大きく4つに分類しました。ご参考までに。

スポンサーリンク

 

学習塾・習い事業界

教師をやっている方が「転職先は…」と考えたときに、まず思い浮かぶ業界かと思います。「子供を教育する」という職であることは、全く共通ですからね。この業界は裾野が広く、大きく分類すると、

  • 進学塾(難関校受験合格を目的に通う)
  • 補習塾(学校の授業についていくことを目的に通う)
  • 専門塾(いわゆる習い事。特定の技能を身につけるために通う)

に分かれます。進学塾は「予備校」とも呼ばれますね。

この2校では、雰囲気、通う子供、塾講師に求められるものも大きく異なり、

「進学塾」

  • 学校の成績が上位3割までくらいの「お勉強ができる子」が通う。
  • 目的は「志望校合格」
  • そのための「受験対策」がメイン活動
  • 子供たちは、基本的に放っておいても学習する。
  • 講師に求められるのは、「モチベーションを上げること・継続させること」
  • 雰囲気は「体育会系」

 

「補習塾」

  • 学校の成績が中位から下位の「お勉強ができない子」が通う。
  • 目的は「学校の勉強が分かるようになる」
  • そのための「補習」や「学習習慣づけ」がメイン活動
  • 子供たちが、進んで学習することは無い。
  • 講師に求められるのは、「分かりやすく丁寧に、基礎的な内容を教えること」
  • 雰囲気は「家庭的」

 

「専門塾(習い事)」

  • 特定の技能(水泳・珠算・書道・武道・球技など)を身につけるために通う。
  • 子供タイプは、習い事の種類によって異なる。
  • 講師に求められるのは、その「専門技能に精通していること」と「相手に合わせて指導すること」
  • 雰囲気は、習い事の種類によって異なる。

また、対象としている年齢層も各塾によってバラバラです。同じ塾でも小学生向けなのか、高校生向けなのかで、全く異なってきます。自分が教えたい(教えられる)と思う年齢層や自分の専門技能とマッチする業界を選択することが必要です。

スポンサーリンク

教育関連業界

教育関連業界では4つの仕事を紹介します。

保育園・幼稚園

小学校教員に近い職業ですので、今まで学校現場で培ってきたスキルは、十二分に役立てられるのかと思います。また、昨今の「待機児童問題」で都市部では保育士の需要と給与が上昇傾向にあります(つまり保育士の労働環境全体が改善されている状態です。勤務時間も含めて)ので、こちらの業界を視野に入れても面白いと思います。

難点は、保育士・幼稚園教諭共に「資格職」なので、「保育士資格」「幼稚園教諭免許」が必要だということです。ただ、小学校教諭免許を持ち、一定の実務経験があれば、通信制大学に通って少しの単位を追加するだけで「幼稚園教諭免許」を取得することができます。幼稚園免許を持って入れば「保育士資格試験」の受験科目もいくつか免除になるので、取得がしやすいかと思います。

特別支援教育

教育関連業界として、今勃興中の新ジャンルが「特別支援系サービス」です。ここ数年で「発達障害」への関心や理解が高まり、その要素がある子たちへのサービス業が一気に増加しています。「放課後デイサービス」や「SST教室」などです。

こちらは「教育」もそうですが「福祉」という観点も必要なので、教育的な関心ややり方一本で行くと、戸惑うことがあるかと思います。ですが、社会的に認知され始めた新分野ですので、新しく勉強して乗り込んでいくことも面白いと思います。

学童保育

大半の学校では、放課後の子供達が通う施設として学童保育が併設されています。その指導員として教員でのスキルを生かす選択も良いと思います。

私の知り合いで、実際に教員から学童保育の指導員に転職された方もいます。その逆に、学童保育の指導員を経験したのちに、教員になられた方もいます。

どちらも「子供たち」を対象にしたサービスですので、今までのスキルも活かしやすいですし、将来「もう一度教員になりないな」と思った場合でも、指導員をしていた期間は無駄になりにくかと思います。

学童保育には「公立」と「私立」があり、需要が見込める都市部以外では、ほぼ100%「公立」です。小学校に併設してある施設ですね。

就職に関しては、「私立」でしたら直接その施設に問い合わせること、「公立」でしたら担当が市区町村の福祉課になるので、問い合わせてみてください。

教育関連サービス業

他にも、教育に関する職業はあります。

  • 教材産業
  • 通信教育業
  • 学校教育支援業
  • 研修産業

などです。教育業は裾野が広いので、自分が関心をもつサービスを辿っていくと、何がしかの仕事に行き着きます。ここで紹介した業界以外にも、まだまだありますので、そちらを当たってみるのもいいと思います。

専門職業界

「教師」は専門職なので、転職を考えたときに同じような環境の専門職業界を目指す気持ちになります。

「専門職」の定義は曖昧ですが、

  • 「資格」(特に業務独占資格)が参入には必要。
  • その職業で業界が成立している。
  • 内部でより長く活動するほど、立場が強化されてくる。

ここでは、以上の3点を「なんとなく」満たしている職を「専門職」と呼びます。

具体的には、

  • 法律職  → 弁護士、弁理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士など
  • 医療職  → 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、国家心理師など
  • 会計職  →  公認会計士、税理士など

有名どころを書きましたが、他にも「一級建築士」「美容師」「理容師」なんかも専門職の仲間です。

これらは全て「国家資格」で「業務独占資格(その資格を持っていないと仕事ができない)」という職業ですので、新規参入が難しく、雇用環境や賃金水準が安定しています。まさに教員という職が置かれている立場に近い職業になります。

ただし、いずれも「国家試験合格」と「その業界での数年の研修」が絶対に必要ですので、新しくその業界に飛び込む時には、それなりの覚悟が必要です。

実は、もう一度教員

これ、意外と多いです。退職する理由は様々ですが、

  • 外の世界を知って、改めて教員の面白さに気づいた。
  • 子育てがひと段落したので、もう一度教員をやってみようと思った。
  • 何だかんだ、教員は恵まれていると思った。

自分がやってみた結果、改めて教員を選ぶ方もいます。

自治体によりますが、特に都市部の自治体では「経験者のカムバック大歓迎」な採用体制になっています。教職歴が3〜5年以上あれば「経験者枠」で採用試験を受けられますし、受験資格も「59歳まで(2018年時点での東京都の場合)」となっています。

59歳で入り直して、その翌年退職…。現実的では無いと思いますが、建前として門戸は開かれているということです。

私が現場で働いていた時、「若い頃数年だけ教員をやった」という人が40代後半で正規採用されていました。教員として働いた立場としては、何歳で教員になっても仕事は出来る(精神的な意味で)と思いますし、社会人経験を積んだ方の方が、むしろ懐が深くて幅の広い教育が出来ると思います。

「経験があれば、カムバックはできる!」と思えば、一度、教員以外の環境を知っておくのもいいのではないでしょうか?(もちろん、これは採用が厳しい地方では難しい話ですし、今後、情勢が変化する可能性もあります)

まとめ

教師の転職先4選!

  1. 塾・習い事業界
  2. 教育関連業界
  3. 専門職業界
  4. 実は、もう一度教員

スポンサーリンク

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。