【教員の転職】教師が転職しない5つの理由

私自身が転職した身なので、どうしても書くことが「転職するには?」になってしまいます。

反省。

学校の先生には「転職しようかな…」と悩み続けている方はもちろんいますが、「それでも頑張ろう!」とやる気をもって働いている方の方が、むしろ大半です。多数派は「現状のまま」です。

職を続けるか変えるかは個人の選択でしかないので、どちらにせよ自分が選んだのであれば、それが「正解」だと思います。

今回は「教師を続ける理由」についてまとめます。

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子供たちの成長が見られる

究極的な一番はこれです。これに尽きるのでは無いかと思います。

「実は子供が嫌いだった」という人は論外ですが、教職を始めた人には、

  • 子供が好き
  • 人の役に立ちたい
  • 人を成長させることを仕事にしたい
  • 成長や達成に興味がある

といった属性に当てはまると思います。一つでも当てはまれば、職としての教師は十分やれます。「続けていけるか」は別ですが。

現場に立つと、子供たち一人一人の成長を間近に見ることができます。自分の行為一つ、言葉一つ、環境づくり一つで、子供たちは面白いように変容していきます。それがプラスになるのか、マイナスになってしまうのかは、難しいところですが。

誰かと密接に関わり、誰かの成長をアシストする、その醍醐味を味わえることが、教師を続けていく原動力になります。

保護者から感謝される

世間一般では「モンスター」何とかと言われて、メディアでも話題になりますが、そんなのは極々一部です。

教師と関わる保護者が100人いたら、そのうちの99人以上(つまり限りなく全員)は、普通の保護者です。協力的かどうかは、教師の力量や現場の状況にもよりますが、学校に子供を通わせている以上、基本的には協力をしてもらえます。

本当に学校への拒否感があれば、子供を登校させないか、別地域に引っ越す(転校する)ので。

学校に赴任した当初、あるいは新しい学級を受け持った当初は、教員のやり方に懐疑的な保護者も多いですが、日々の教育活動や保護者会、行事を通して教員の人となりが伝わり、子供たちの成長が見られれば、保護者は間違いなく味方になってくれます。

何より、子供たちへの教育をしっかりしていれば「いい先生だよ」という子供の評判が保護者に伝わります。自分の子が満足している以上、保護者は教員に文句を言いません。(それでも言ってくる保護者もいますが、それは例外中の例外です)

一年間が終わった時に、保護者の方から「今年はありがとうございました」「来年も〇〇先生にお願いしたい」とお世辞でも言ってもらえれば、一年間の頑張りに対しての十分な見返りになります。

自らの力量を高めていける

残業代が出ず、休日出勤を強いられ、新たな仕事が関係各所(文科省・都道府県教育委員会・市区町村教育委員会・地域・保護者・管理職…)から降ってくるのが、教員の仕事です。

「受け持つ子供への教育活動」以外に「これは誰が得するのだろう?」といった仕事が多すぎます。

多すぎますが、一つ一つのくだらない文書作業を「ゲーム」だと割り切って、適当に高速で処理する能力は身につきます。

もちろん、子供に対する教育活動では、

  • 相手に合わせて教材を提示するプレゼン能力
  • 目標を設定して、それを達成させるためのコーチング能力
  • 相手の状況を十二分に理解するカウンセリング能力
  • 相手の現状を整理し、望む状況を提示するコンサルティング能力

…などなど、意識せずとも様々な能力が身につきます。きちんと仕事をしていれば。

あとは、

  • とっさに相手に伝わるスピーチを考える能力
  • 子供たちの注意を引きつける能力
  • 保護者との良好な関係をつくる能力

なんてことも身につきます。校種にもよるかもしれませんが。

単純に「授業力」「生活指導力」といった学校教育界的な力も高めていけますし、一般社会でも汎用的に活かせる力も身につきます。

教員は(特に学級経営を担う小学校教員は)マルチな仕事をしなければいけないので、色々と手を出しているうちに、気がつけば何でもできる「何でも屋」になっています。(もちろん、その道のスペシャリストには勝てませんが)

行事が終わった後の達成感が気持ちいい!

ある先生は、

「卒業式の感動が無ければ、教師なんて辞めてるよ」

と豪語していました。気持ちは十分分かります。

学校行事には「〇周年式典」とか「東◯オリンピック集会」といった、無駄100%なものが多いですが、その中でも、運動会、学芸会、卒業式といった子供が真剣になれるものは、準備・運営する教師の身としても気持ちよく仕事ができます。

そして、それらが無事に終わった後の達成感はひとしおです。

一度、卒業生を出したことがある教員は、「また、卒業式をやってみたい」と思います。たぶん。

職業として安定している

現実問題、一度正規採用教員になってしまえば、その職が理不尽な理由で奪われることはありません。

リストラ無いですし、ある日を限りとして職自体が消滅してしまうことも考えられません(将来的にAI化してしまうかもしれませんが)

勤務自治体や私学によって給与水準はバラバラですが、基本的に年功序列制なので、長く勤務していれば給与は上がっていきます。大多数を占める公立学校教員でしたら、身分も公務員なので安定しています。

「子供たちの成長に関われる」が表の大きな理由なら、この「職としての安定性」は裏の大きな理由になります。

まとめ

教師が転職をしない5つの理由

  1. 子供たちの成長が見られる。
  2. 保護者から感謝される。
  3. 自らの力量を高めていける。
  4. 行事が終わった後の、達成感が気持ちいい!
  5. 職業として安定している。

いろいろと言われてしまう「教師」ですが、その職を続けている人が多数いることは、続けたい理由もしっかりしている、ということです。

教師からの転職を考えている方は、この続ける理由も合わせて考えてみると、自分にとって最適な答えが見えてきますね。

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2 件のコメント

    • 面白い!様
      コメントありがとうございます!一般企業から教師へ転職された方も、たくさんいらっしゃいます。みなさん、最初は独特の教育界の雰囲気に戸惑われたらしいですが、私の主観では一度社会経験がある方の方が、魅力的な先生が多かったように思います。教育業界しか知らない人間は、つい前のめりになってしまいがちですが、社会人経験があるとその点、バランスが取れている感じがしました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    おーかど

    元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。