【いじめの実態】小学生がいじめを始める理由

現職教員時代、数々の「いじめ」事件を指導しました。

もちろん、命を失ったり障害が残ったりするような、大きないじめ事件にはなりませんでしたが、いじめを受けた子たちの気持ちを思うと、事の大きさは関係ないと思います。

一口に「いじめ」と言ってしまいますが、ケンカの延長的なものから、計画的犯行としか思えないものまで、様々なパターンがありました。詳しい内容を話すわけにはいきませんが、「小学生がいじめを始める理由」についてまとめてみたいと思います。

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話しかけたのに無視されたから

「何で、こんなことしたの?」と、いじめをした子に問いかけると、結構な数の子がこう答えます。

「せっかく、◯◯に話しかけたのに、無視されたから」

状況的に「被害者」となってしまった子に聞いてみると、

「いや、あの時は忙しくて、答えられなかったんだ...」

「答えたのに、それでもやってきたんだ!」

要するに、お互いが「善かれ」と思って取ったコミュニケーションが、マズい方向に転がってしまった結果、起きてしまった事件ということです。

大きな「いじめ」と見なされなくても、小さなケンカの大半は、こういったことで起きてしまいます。

・人の話をきちんを聞こう。

・相手の顔を見て、自分の言いたい事を伝えよう。

一般的にそのように指導はしますが、そうそういつでも上手くいくとは限りません。ちょっとしたきっかけから、大きないじめに発展してしまうことがあります。

馬鹿にされて悔しかったから

このパターンもよくあります。

もちろん、事の始まりの段階で、馬鹿にしたのは「被害者」の方、馬鹿にされたのは「加害者」の方です。

残念なのは、被害者の子は「1対1」のつもりですが、加害者の子は「1対複数」で事に当たっている場合が多いことです。

 

このパターンの防止策としては、

・自分が言われて嫌な言葉は何か考える時間をもつ。

・相手との言葉のやり取りを気をつけるよう指導する。

・普段から、キツい言葉が飛び交わないような学級経営をする。

こんなことでしょうか。それでも、起きてしまいます。

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先生と仲良くし過ぎているから

Alexas_Fotos / Pixabay

教師側の人間からすると、この発生パターンが一番厄介です。嫉妬がいじめを起こすので、一度始まると執拗に繰り返すパターンが多いです。

女子、特に高学年になればなる程、このパターンが多い気がします。相手が「若い男性教員」だと、なおさら。

教師側としては「みんな平等に見ている」というメッセージを、言葉や態度で繰り返し発信し続けること。起きてしまったら複数の教師で問題に関わっていくこと、そんな対処法が有効です。

ただ、なんとなく、

現場にいた感覚からすると、実はこのパターンが一番多いかもしれません。

「なぜ、こんなことをしたの?」と聞いても、

「わかんない」「なんとなく」

そう答える子が多いです。まだ、自分の気持ちを言語化して詳しく説明できない、発達段階的な事情もありますが、周囲の状況を客観的に見ていっても、特別な理由が発見出来ない場合があります。

 

 

ただし、一つ言えることは、学級経営が上手くいっているクラスで、このようなパターンは起きにくいです。

「なんとなく」で行う行為を、周囲の子が許さない雰囲気があるからです。

まとめ

小学生がいじめを始める理由

  1. 話しかけたのに無視されたから
  2. 馬鹿にされて腹が立ったから
  3. 先生と仲良くし過ぎているから
  4. ただ、なんとなく

いじめは許される行為ではありません。しかし、問題を起こしている当人が理由に「気付いていない」場合、または理由がそもそも無い場合が多いです。

いじめを減らせるよう、この記事が少しでも役立てられることを願います。

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ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。