【学級経営】学級経営では「普通の子」がとても大切

「20:60:20の法則」の法則を知っていますか。

どのような集団でも「上位20%」「中位60%」「下位20%」に分けられるというものです。

その上位20%が全体を動かす仕事をし、中位60%は集団に良くも悪くもない貢献をし、下位20%は集団の足を引っ張る、という法則です。

 

その考え方を基に、ここでは学級に在籍する子供を『乱暴に』3つに分けて考えます。

「Aライン」「Bライン」「Cライン」の3つです。

 

「Aラインの子」というと、ズバリ優等生イメージです。

先生の言う事を良く聞き、ルールを良く守り、授業では積極的に発言し、困っている友達がいたら進んで助ける...。

どんな学級でも、実際にこのような子がいます。本当に。

反対に「Cラインの子」はどうでしょうか?

先生の話をほとんど聞かず、ルールは破るために存在し、授業を受ける気はなく、友達とのトラブルを頻繁に起こす...。

このような問題児も、どんな学級にもいます。

 

どのような集団にも例の「20:60:20の法則」が当てはまるように、集団が形成された時点で、それぞれの子の特徴や関係性から、一人一人の子が3つに自然と割り振られるのだと思います。

どんな学級にも、この3つのパターンが存在しますから。

 

では、「Bラインの子」と聞くと、どのようなイメージをもつでしょうか?

今回の記事は、ここをまとめました。

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Bラインの子供の特徴

Bラインの子の特徴は、はっきり言ってその存在感の無さです。非常に申し訳ありませんが。

集団にいても、はっきりと目立った行動をするわけではありません。

なんとなく授業を受け、そこそこに発言し、友達とも多少のトラブルはあるかと思いますが無難に付き合います。

先生の言うこともそれなりに聞き、大きくトラブルを起こすような行動はしません。

自分が望む行動を進んで行うわけではありませんが、全体の様子を見て、空気を感じながら動くこともできます。

 

教員をされている方ならもちろん、自分が子供だったときを思い出してみても、

いませんか?こういう子?

 

Bラインの子供が望むこと

この子たちは、前にガツガツ出てこないので、一見「現状に満足しているのかな?」と思うところがあります。

 

Aラインの子もCラインの子も「自分を見てほしい」「自分を認めてほしい」という承認欲求が原動力になり、

一方は「褒められる行動」をして、もう一方は「叱られる行動」をします。

どちらも根っこは同じです。自分への承認を求めていることに、変わりはありません。

 

人間は生まれた瞬間から、ほとんどの人が「認めてもらいたい」という気持ちを強くもっています。

赤ちゃんが泣いてお母さんに訴えるのも「自分を認めてほしい。そして自分に構ってほしい。」その強い欲求の現れです。

 

それでは「Bラインの子」は承認欲求がないのでしょうか?

そんなことはありません。

ただ「その表し方が分からない」だけです。どの子も自分を認めてもらいたいという気持ちは、強く強くもっています。

 

学級内で「Bラインの子」が求めること、それは「先生に認めてもらう」そのものです。

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Bラインの子供を大切に

学校教員は、ついつい「Aライン」と「Cライン」に注目がいってしまいます。

「Aラインの子」はどのような活動をしても目覚ましい成績をあげるので、教員からしたら「褒める対象」としてポジティブな見方をしていきます。

ついつい頼りにしてしまったり、贔屓してしまったりします。

反対に「Cラインの子」は、教員からしたら叱る対象ですが「行動によく注目し、積極的に指導していく」対象であることは「Aラインの子」と変わりません

 

つまり、教員は子供をよく見ているようで、実はその40%である「Aラインの子」と「Cラインの子」の子に対してしか注目しておらず、残り60%の「Bラインの子」へはそこまで注目していません。意外と。

 

この記事で何が言いたいかというと、その「Bラインの子」たちを大切にしないと、真の授業が成り立たず、学級担任であればその学級を崩壊させる危険性がある、ということです。

なぜなら、「60%」という圧倒的多数であるこの層が「反教員」となった時点で、ゲームオーバーだからです。

実は、学校現場では結構よくある話です。この手のゲームオーバー案件は。

「教員が良く出来る子だけを注目して授業、学級づくりを進めていった結果、残りが離れていった。」

「教員が問題児の対処に明け暮れるばかりに、授業も学級づくりもままならず、集団として何も成されないまま学級崩壊していった。」

そんな感じです。

 

だから「Bラインの子」あまり目立たないけど、そこそこ頑張っている子、そんな子たちを教員はよく見て、その良さを認めてあげないといけません。

陰で頑張ってる子たちが報われる場を形成出来るか、教員の腕の見せどころなのかと思います。

まとめ

学級経営では「Bラインの子」がとても大切

1 20:60:20の法則

2 「Aライン」と「Cライン」の子はよく目立つが、「Bラインの子」は目立たない

3 「Bラインの子」は全体の60%を占める

4 その子たちをよく認めてあげることが、とても大切

「灯台下暗し」当たり前のことほど、よく見ないといけないのかもしれません。

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ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。