【学級崩壊】なぜ、クラスは荒れるのか?(子供側の理由)

別の記事では「教員側の理由」から学級崩壊についてまとめました。

ここでは反対に「子供側の理由」から学級崩壊について見てみます。

何度も言うように、学級崩壊は様々な理由、きっかけ、原因が積み重なった結果、起きてしまう惨劇なので、何か特定の理由が一つ存在しているわけではありません。また「崩壊させないコツ」が確実にあるわけでも、ありません。(崩壊させ「にくい」方法ならありますが)

所詮、人間集団が起こす事象なので、様々なコトが複雑怪奇に絡み合った結果、起きてしまう状態です。

とは言っても、特に経験が浅い教員にとって「崩壊」は恐怖です。我が子を学校に預けている保護者にとっても「崩壊」した悪影響を我が子が被る事態は、避けたいものです。

崩壊するクラスには、いくつかの特徴があります。ここでは、子供側の理由から崩壊クラスの「どうして」についてまとめました。

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グループ化する人間関係

崩壊するクラスの人間関係は、決まってグループ化しています。

一人一人は、自分が所属するグループに対して忠誠をつくす代わりに、他のグループに対して排他的・敵対的に関わります。

グループ同士のいざこざや、そもそもグループに属せない子が、こういった環境では痛い目に逢いやすくなってしまいます。

さて、なぜでしょうか?

それは、崩壊クラスには、一人一人が安心して従えるルールが無いからです。あったとしても、有名無実で実効性が無くなっているからです。

グループが違っても、「教室」という空間で適用されるルールが健在ならば、子供たち一人一人はそのルールに従います。

しかし、全体に適用されるルールが不在な空間において、自分たち弱い個人の身を守るには...何人かのグループを作って、その中で守ってもらう、相互に守り合うしかありません。

結果、いくつものグループに分かれ、教室内がいくつかの団子状態になってまとまりがつかなくなります。

授業に集中できない子に引きずられる

様々な理由で授業に集中出来ない子は、どのようなクラスにも一定います。

その「理由」とは、子供本人の発達上の特性(何らかの障害が疑われるもの)から、そもそも教員の授業技術の未熟さによって子供が集中できない授業が繰り返される、クラスの場所が幹線道路沿いで外からの騒音がうるさい、などなどです。

とにかく、一定数の「集中できない子」がいます。

問題は、その子達に他の子たちがツラレていってしまうことです。

 

「学校」とは、子供の本性にとって「異常な空間」です。

「興味も無い話を一定時間聞き続ける」「自分の関心とは異なる行動を取らされる」「ワケも分からない理由で怒られる(集団のせい。とか言って)」「望ましいとされる行動を強要される」

それが「教育」であり「社会化」であると言って常識ある大人は肯定しますが、そんなことをされる子供からすると、たまったものではありません。

だから、どんな子だって学校に行きたくないし、そこでの授業なんか聞きたくないはずです。

それを「実現しちゃってる」子がいたら、みんなそっちにツラれるはずです。そして、クラスが崩壊していきます。

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 「全体でのルール」が軽くなる

どのような集団でも、まとめるためには「ルール」が必要です。

崩壊クラスでは、個人間、グループ内でのルールが絶対視される代わりに、全体でのルールが軽くなります。

全体でのルールは、一人一人の子が一定のグループに閉じこもらず、様々な子と関係を作っていく上で必要なものですから、それが軽くなることは、一人一人が特定のグループに閉じこもることに繋がります。

そして、学級みんなを考える人はいなくなります。崩壊の完成です。

崩壊クラスの危険な点は、この「排他性」「敵対性」にあります。それぞれが「たこ壷」のように特定の関係に閉じこもっていますから、他とのやり取りが生じる時には、自然「排他的」「敵対的」になってしまいます。それが、様々なトラブルの遠因になってしまいます。

まとめ

なぜ、クラスは荒れるのか(子供側の理由)

1 人間関係のグループ化

2 授業に集中できない子に引きずられる

3 全体でのルールが軽くなる

学級崩壊について、子供側から見た理由についてまとめました。

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ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。