現役教員時代、保護者の方から聴こえてくる「噂話」には、「◯◯先生の話し方」「◯◯先生の行動」など、関係している先生に対しての評価がありました。
もちろん「うわさ」なので、一つ一つ深刻に取り上げていてはきりがないのですが、その中でも「ちょっとこの先生は、指導にムラがあるな」「この先生は、多分、保護者から反感をかっているな」というタイプの先生に対する評価話は、よくよく聞こえてきました。
今回は、そんな話も基に「この対応をしたら保護者に嫌がられる」対応を4つまとめました。
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表情が堅い・笑顔がぎこちない
元職が小学校教員だからなのでしょうか、
- 先生は元気が一番。
- 明るくなければ、先生は勤められない。
- 笑顔が素敵な先生は素晴らしい。
そんな意識を「学校の先生」に対しては持っています。(私だけなのでしょうか?)
一般的にも、対人関係を職務とする仕事では、そのように相手に好印象を与えられる要素が備わっている人のことを「仕事ができる人」「信頼出来そうな人」と思われると思います。
ということで、ある意味「究極の接客業」である学校教員に相応しく無い(と思われがちな)
無愛想
は、一般的に嫌われてしまいます。
でも、結構、多いんです。学校の先生やっていて「対子供」では明るく振る舞える人でも、「対大人」では急に固まってしまう人が。
その人が持つ性格...といっても「仕方ない」では済まされず、結局、その対応方法が保護者から先生への評価として跳ね返ってきてしまいます。
あとは、日々の激務で疲れ果てて、対保護者でもつい表情が固くなってしまう...なんてこともあります。先生方、本当にお疲れさまです。
話し方がはっきりしない
これも、よく言われてしまいます。
保護者と話している時に、
- 一つ一つ、前置きや予防線を貼り過ぎていて、話が長くなる。
- そもそも、何を話しているのか、話の内容が分からない。
- 言葉の使い方がおかしい。
そんな要領を得ない話し方をしてしまう先生が多いです。
これは「学校の先生」という立場上、
- 組織的な決定事項は、自分1人で断言出来ない。
- 日々、相手をしているのが子供なので、つい言葉が優しくなる。
- 「説明する」という言葉の使い方をしているので、つい前置きが長くなる。
そんな一種の「クセ」なのかと思います。
しかし、言葉を使う職業上、さらに言葉で保護者とやり取りをする時には、それ相応の内容が求められてしまいます。保護者の反応を良く見ないで、独りよがりな会話を続けてしまうと、
「あの先生の話は、分かりにくい。あの先生には、話が通じない。」
そんな評価を頂いてしまう怖れがあります。
対応が遅い
これも保護者からよく言われてしまいがちです。
「〜します」と保護者に言ったはずなのに、それが実行されるのは半年後...あるいは、口だけで実際には実行されない...。
そのようになってしまう原因として、
- 学校教育は「組織戦」なので、一人の教員が決定出来る範囲が限られている。
- 「成功して当たり前」「間違ったら処罰」な世界なので、イレギュラー対応をしたがらない心理がある。
- 現場での実務があまりに多忙なので、つい保護者への対応が疎かになってしまう。
といった事情が考えられます。考えられますが、それでも「すぐに」とか「〜します」と教員側が言ってしまった以上は、すぐに対応するのが原則です。
対応が遅くなると、その「待たされている時間」に対しての不満から、それが教員への不満に転じてしまうことがあります。
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子供の嫌みを言う
教員である以上、やってはいけないことの上位です。
教員にとって自分が指導している子供たちは、毎日接している相手ですので、ストレスが溜まりますし、悪口的な言い方も出てきてしまいます。
ですが、意図しなくとも保護者に伝わってしまうと、その一瞬で関係が崩れてしまいます。当たり前ちゃ、当たり前ですね。
また、よくあるのが「保護者と教員との会話で、保護者が我が子を謙遜して話しているのに乗っかって、教員もその子を落とすような言い方をしてしまう」パターンです。
保護者「うちの子は、勉強ができなくて。」
教員「本当、そうですね。」
保護者「... (怒)」
文字にすると、アホみたいな会話ですが、意外とやってしまいます。保護者としては「謙遜」なのに、不注意な教員がそこに乗っかることで、一瞬で関係をダメにしてしまいます。
まとめ
- 表情が堅い・笑顔がぎこちない。
- 話し方がはっきりしない。
- 対応が遅い。
- 子供の悪口を言う。
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