新聞広告を部屋中にバラまく、
お菓子を投げ捨てる、
リビングのテーブルに乗って飛びおりる、
うちの娘もいたずら真っ盛りです。まだ1歳なので可愛いですが、大きくなると、
壁に落書きをしたり、人に物をぶつけたり、高いところから物を落としてみたりと、子供がするいたずらには限りがありません。
大人からすると毎回毎回、イライラしたりハラハラしたりするものですが、
ところで、なぜ子供はいたずらをするのでしょうか?
「やめなさい!」「いいかげんにしなさい!」
と大人から止められても、むしろ止められるような子の方が、新たないたずらを思いつく気がします。
それは、子供は実験をする生き物だからです。
スポンサーリンク
子供たちにとっては「実験」でしかない
うちの娘がやっている、
新聞広告を部屋中にバラまく、
お菓子を投げ捨てる、
リビングのテーブルに乗って飛びおりる、
これらは、彼女にとって、ただの実験でしかありません。
新聞広告を部屋中にバラまいたらどうなるかな!?
お菓子を投げたらどうなるかな!?
テーブルに乗ってみたいな!飛びおりちゃえ!!
...このように考えているかは、彼女に聞いたわけではないので分かりませんが、子供側からすれば、その行動自体に悪気はありません。
単なる「実験」です。
単に興味がわいたから、やっているだけに過ぎません。
大人だって興味があることに対して、誰かから、
「なんで、そんなことに興味をもつの?」
と聞かれたら、即答は難しいですよね。そして、適当な言葉を並べて返事をすると思います。返事をしながら、
(別に、面白そうと思っただけじゃん!)
そんな風に思うのではないでしょうか?
ふと、思いついたことに、厳密な理由はありません。
ただ、なんとなく、です。
そして、子供たちはその「なんとなく」実際にやってみただけです。
「いたずら」とは、大人の見方
そんないたずらに対して、大人たちは、
「なんでこんなことしたの!!」
よくある叱りセリフですね。でも、さっきの話に戻りますと、
興味に理由は無い
のですから、答えようがありません。答えたとしても、
「なんとなく」
とは言えませんから、適当に理由をつけるわけです。
「◯◯ちゃんがやってたから」「◯◯があったから」
などなど。
でも、大人だって興味に理由は付けにくいのですから、この質問は厳しいですよね?
そして「いたずら」とは、あくまで「大人の側から見たこと」でしかありません。
子供たちは純粋に、自分の心に従ったまで、です。
よく「正直になりなさい」とか「素直になりなさい」とか言うのに、こういう時に限って、その話はなくなります。
「いたずら」とは、「子供たちの実験を大人側から見た言葉」です。
<スポンサーリンク>
実験を「見守れる」大人に
だからと言って、全ての「実験」を受け入れましょう、とは言えません。
橋から川に飛び込む実験、物に火をつける実験、誰かに怪我をさせる実験...。
世の中には「やってはいけない実験」が山ほどあります。
大人には「その実験がどういう性質のものなのか」見極める力が求められているのだと思います。
そして「やってもいい実験」であれば、根気づよく「見守る」ことも大切なのだと思います。
どこまでOKでどこからNGか、それは大人一人一人によって考え方が異なると思いますが、
「基本的に実験はOK」だけど「〜に当てはまるものはNG」
そのように線引きをしておけば、いいのではないでしょうか。
子供はときに痛い思いをしなければ学べないこともあります。
大人が先回りしすぎるのではなく、時に主導権を子供に渡すことも、必要なのではないでしょうか。
まとめ
子供にとって「いたずら」は「実験」であって、ただ単に「興味」をもったからやっている
「いたずら」と考えてしまうのは「大人」
大人は子供の実験を線引きし、時に「実験を見守る」ことも必要
どんな大人だって、数々のいたずらをして叱られて成長しています。
逆にいたずらをしてこなかった大人は、あまり好奇心がわかない魅力の無い人なのかもしれません。
子供たちの「実験」を、大きな心で見守れる大人になりたいです。
スポンサーリンク
コメントを残す