【学校の先生】小学校教師に向いていない人は?

現職時の経験から「小学校教員に向いていない人」をまとめます。

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子供の話に耳を傾けられない人

そもそも、教師としてアウトですね。こういう人。

でも、結構現場にはいたりします。こういう人。

より、教員と対等なやり取りができるようになる中学・高校生とは違い、小学生は言葉が未熟です。小学生、といっても1年生と6年生では発達段階が全く異なります。

下の学年になるほど、自分が伝えたい事があっても、上手く言葉にできない子たちです。

そのような子たちの前で教師がすることは、

「この子は一体、何が言いたいのか?」

と、常に考えることです。そして、子供が話しやすい雰囲気を作ったり、子供の言葉を補ってその気持ちを慮ってあげることです。

子供の話に耳を傾けるということは、その聴こえてくる言葉の奥の感情を探っていく、そんな作業になります。

だから、

  • 表面の言葉だけで相手を捉えてしまう人
  • 言葉の背後にある気持ちや状況を読み取れない人
  • そもそも、相手の言葉を聴くつもりが無い人

そんな人は、教師には向きません。

子供と一緒に遊べない人

これも、小学校教師としては致命傷です。

「いつでも外で子供と一緒に、元気に走り回りなさい」と言っているわけではありません。

子供たちの持つ「遊び心」に共感したり理解したりできない人は、小学校教員を続けるのが辛い、ということです。

小学生にとって、学習も遊びも生活も、そんなに区別がありません。特に、下の学年になるほど。

子供たちがより意欲的に学習できる教材には、必ず「遊び」の要素があります。子供たちは「遊んでいるつもり」であっても、その内容が子供の成長にプラスの効果があるなら、それは立派な学びです。

また、大人から見たら単なる遊びに見えても、子供たちはその遊びの中で、自分なりの考えをまとめたり、仮説を立てて検証していたりします。一見、大人からしたら無意味な行動に見えても、子供たちからすると成長の一環であったりします。

子供たちの「遊び」に寄り添うことで、より深く子供たちの世界が見えます。

子供と一緒に遊べない人、遊ぶつもりがない人には、この「世界」が見えません。

学級運営が出来ない人

小学校教員の多くは「学級担任」になります。学級担任の仕事の特徴や重要性は別記事にまとめましたので、よろしければそちらをお読みください。

学級担任は、学級をまとめ、所属する子たちの学習と生活に関する指導を行います。その学級が円滑に機能するよう、マネジメント出来ない人は、小学校教師に向きません。

これは現場あるあるですが、

  • 勉強を教えるのが好きな人
  • 子供と遊ぶのが好きな人
  • とにかく、教育への情熱に溢れる人

そういった「一見、教師向きな人」でも、学級経営能力がなさ過ぎて、クラスを崩壊させる教師がいます。「あの先生はいい人なんだけど、学級経営はだめなのよねぇ〜」と噂されるタイプです。

学級経営能力は、学習指導や生活指導、子供理解などとは全く別のスキルです。他に挙げた「教師に必須」と言われるスキルが「対個人」を意識しているのに対し、学級経営能力は「対集団」的なスキルです。

そして、この対集団的スキルは、教員養成系の授業では全くと言っていい程、触れられません。だから、

  • 塾で学習指導のバイトをしてきたから、教えるのは得意!
  • 子供が好きだし、遊びサークルで子供と関わってきたから大丈夫!
  • 自分は部活で厳しい指導を受けてきたから、生活指導には自信ある!

そんな「勘違い教育系大学生」が、実際に現場で学級担任になり、学級崩壊を招きます。

「学級経営能力」は、現場で鍛えていくしかありません。事前学習は不可能ですし、学級担任になる意外、そのスキルを練習する場はありません。

どんな想いをもって教師になるかは関係なく、学級経営がまともにできない人は、特に小学校教師には向きません。

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自分が使う言葉を変化させられない人

小学校には、この前まで幼稚園・保育園に居た1年生から、来年は制服を着て中学校に通う6年生まで6つの学年が、一つの敷地内で一日を過ごします。

小学校教師は、その6学年全ての発達段階に対応しなければ、なりません。色々ありますが、まず対応させなければいけないのが「言葉」です。

同じケンカの指導をするにも、

「相手が嫌がることを、してはいけない!自分がされたらいやだろ!だから、やめなさい!」

入学したての1年生に対して、強くこの指導をしたら、おそらくその子は教師を怖がってしまいます。逆に、

「おともだちは、いやなきもちになったんだよ。もし◯◯ちゃんが、おなじことされたら、いやだよね。だから、もう、しちゃだめだよ。」

卒業間近の6年生にこの指導をしたら、間違いなくナメられます。もう、子供たちは教師を相手にしないでしょう。

同じ小学生に対する言葉遣いでも、ここまでの違いがあります。

この言葉の違いを理解して「意識的に使い分ける」必要があります。逆に言うと、言葉を使い分けられない人は、小学校教師に向かないということです。

チームワークができない人

学校教員の現場は組織戦です。校内の事務作業分担、学校行事の運営、保護者対応、特別支援児への対応...。

様々な人が関与してくるので、一つのことを決定するだけでも大変です。一人じゃ決めきれないことが山ほどあります。はっきり言って、非効率で、面倒な世界です。

その世界で生きていくためには「組織への貢献意識」が重要になります。自分一人が、一人でドリブルしてゴールを決める、そんな気持ちを持つ人は、恐らく教員組織で生き残っていくことは出来ないでしょう。それなりにキャリアを積んだ、相当な実力者なら、話は別ですが。

良くも悪くも、上位者を立てて、相手の気持ちを伺い、みんなの合意を取り付けて前に進む。そんな働き方が求められてしまいます。

だから、長時間労働が解消されないんですけどね。

まとめ

小学校教師に向いていない人

1 子供の話に耳を傾けられない人

2 子供と一緒に遊べない人

3 学級運営ができない人

4 自分が使う言葉を変化させられない人

5 チームワークができない人

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ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。