学校の中にいると色んなタイプの先生に出会います。
熱血漢で子供に接している人、どちからというと「仕事」と割り切っている人、完全にやる気を失っている人、新人でやる気がみなぎっている人...。
色んなタイプがいますが、
「このタイプだから授業が上手」
というわけではありません。
何となく「熱意をもって...」とか「やる気があって...」とかいうタイプの方が授業が上手そうですが、意外と下手だったりします。
- 教師の一方的な会話が続く。
- 子供の考えている方向を無視して、授業が展開される。
- 時間配分がめちゃくちゃ。
- 子供の作業時間が短すぎる。
- 何も考えずに授業を始める。
などなどです。上手い下手は、教員のタイプでは分かりません。
仕事と割り切っている公務員タイプでも、熱意を失ったかつてのヒーロータイプでも、授業が上手な人は上手です。
それは「学級経営」の腕があるからです。
今回は、学級経営の大切さについてまとめました。
※小学校教員経験者なので、小学校向けの話になりますが、共通する部分もあるかと思いますので、よろしければお読みください。
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教師と子供の関係をつくる
「学級経営」で、まず大切なことは教師と子供との間に、
信頼関係
をつくることです。
信頼関係が無ければ、何事も始まらないし、無理に始めようとすると上手くいきません。
子供はどういった教師を信頼するかというと、
- 約束を守る。
- 理不尽な対応をしない。
- 状況に合わせた言葉づかいができる。
- 清潔感がある。
- 笑顔が良い。
- 話していることが分かりやすい。
書き出してみると、何と当たり前なこと。
でも、学校現場ではこの当たり前から外れてしまう方も、少なからずいます。
まだ項目はありますが、つまり「大人に対しても好かれる人」が、
子供たちから信頼を集めます。
学級経営の始まりは、教師がそのような自分を「演出」でもいいから出していくことです。
子供同士の関係をつくる
子供との関係を作り出したら、そこまでで終わってしまう先生もいますが、
ここからが本番です。
子供同士の関係を、教師が持てる様々な力を使って良くしていきます。
具体的には、
教師が主導した策は、全て当たるとは限りません。中には大失敗するものもあるかと思います。 それでも諦めずにやってみます。まず、チャレンジしてみることが大切だと思います。 また、当然ですが子供の年齢や学級の状態によって「攻め込み方」を考えます。 仲の良さそうな学級ではいきなりレクをやっても抵抗はないでしょうが、関係がもつれている学級では、少しずつ子供の様子を身ながら長期計画で実施していった方がいいです。 「学級経営」のもう一本の柱は「子供たちの関係改善・強化」です。 スポンサーリンク 以上の2点、 教師と子供の信頼関係が強く、子供同士の関係も強い。 こんな学級では、どんな授業をやってもうまくいきます。 教師が適当に構想して、ほぼ子供たちに丸投げで始めた授業でも、 子供たちはそれに応え、自分たちでまとまり、考えて成果を出してしまいます。 そんな光景を外から見た人は「良い授業だ」と言います。 最初の話にもどります。 教師の熱意は授業力に関係ありません。 熱かろうが冷たかろうが、やる気があろうがなかろうが、 「学級経営」がうまい人は「授業もうまい」 そういうことだと思います。 学級経営の大切さ 「授業力...」なんて言葉を聞きますが、その授業を成り立たせる「経営」の方が優先して重要です。 これは、学校以外でも、全ての組織に当てはまることだと思います。 何かをしたかったら、その基盤となる人間関係をうまくつくらないと、 そんなことかと思います。 スポンサーリンク
「授業がうまくいく学級」とは?
まとめ
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