教師は本当に時間がありません。
授業準備、生徒指導、学級運営、保護者対応、公務分掌、
プリントに◯を付けて、明日のプリントを印刷して...。
ほんとうに、のどから手が出るくらい、猫の手も借りたいくらい、忙しいです。
それなのに、常に成果を求められる、下手なことはできないプレッシャーと戦いながら仕事をします。
全国の先生方、ご苦労様です。大変重要な職務についておられる方々、本当に頭が下がります。
今回は、そんな1分1秒を惜しむ世界で活躍されている先生方へ、
私が現役教員時代に行っていた時短術をお伝えします。
状況と環境が異なれば、使えるものも限られてくるとは思いますが、
参考までにお読みください。
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1ヶ月分以上の予定を立てておく
まったくの仮決定でいいので、週案簿などに1ヶ月分以上の授業展開予定を書いておきます。どうせ変更するつもりで。
一回でも、ざっと考えて立てておくと、その内容は記憶の片隅に残ります。
人間の頭は意外と便利なもので、自分が少しでも気にしていることは、無意識のうちに勝手に考えをまとめてくれます。
最初に計画さえ大雑把に立てておけば、あとは脳が勝手に授業準備してくれます。
考えが「ひらめく」「腑に落ちる」「まとまる」といった感覚でしょうか。
授業の流れや、準備物、全体の構成や話すことまで、意外とすっきりまとまっていくものです。
そのためにも、1回は計画を立てて、
「いつ」「何をするか」を脳みそに認識させること、それが大切です。
私は、調子にのって1学期分(4月だったら夏休みまでの予定)を始業式前に立てておいたこともあります。
完全に、妄想です。
そのあと、何度も何度も書き直して、最初の計画は跡形もありません。
ただ、それをすることによって、
「いつ」「何をするか」が認識できたことで、とても余裕をもって授業を進めていくことができました。
子供がいる時に、子供に関する仕事をする
小学校で学級担任をもっている時は、特にこの方法が大切です。
担任業務で負担になってくることに、丸付けや評価があります。
これら子供に関する事務作業は、出来るかぎり子供がいるときにします。
どういうことか?
例えば、テストです。
学校のルールによっては難しい所もあるとは思いますが、
私は、テストはできた子から持ってこさせ、
枚数が集まったその場で◯付けをしていました。
そして、テストの次の時間に全て返却していました。
これをするためには、あらかじめ問題と答えを頭に入れておく必要がありますが、テスト中の子供からの質問や回答の様子を監督していく中で、
自然と答え合わせが、素早くできるようになります。
また、評価も子供がいるときに行います。
子供の評価できる様子を観察したら、名簿に一文でも書き留めておく。
一日一人でもいいので習慣づけておくと、成績評価の時期には十分な材料がそろってきます。
このように、子供に関する仕事を放課後にまわさない「決意」をすることで、放課後の時間が、それ以外の分掌業務や保護者対応などにあてることができます。
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机の片付けをする

netmaru / Pixabay
「机上が片付いている人は、仕事のできる人」
どこかの職場で、こんなことを聞いた覚えがあります。
「机の片付けがなされている」=「物事の整理整頓、優先順位がついている」
優先順位がつくとは、
今すべきことと、そうではないことの区別が付くことです。
これは、脳科学の分野でも証明されてきたことのようで、
整理整頓は人間の自己肯定感を高めたり、
目の前の課題に集中する力を高めたりする効果があるそうです。
また、優先的に進める課題が分かっていれば、先手を打って仕事に取り組めるので、仕事を自分でコントロールすることができます。
子供たちには「整理整頓を!」と言っている先生こそ、
自分で実践されると効果が上がってくるものと思います。
まとめ
教師の時短術 3つのポイント
- 1ヶ月分以上の予定を前もって立てておく
- 子供がいるときに、子供に関する仕事をする
- 机の片付けをする
これらはあくまで「私に合った方法」なので、これが絶対ではありません。
あくまでご参考に。ぜひ、自分なりの時短術を見つけてください。
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