ある程度の年数、学校現場で働いてみると、
「学校には本当に色んな種類の人間がいるなぁ〜」
とつくづく思います。
人が集まって形成する集団である以上、様々な種類の人間が集まるのが当然ですが、
今回の記事は学校に特徴的なタイプを3つに分けてまとめてみました。
なお、もちろんこの分類が全てではありませんし、ここでの記事は管理人の全くな主観です。
また「一つの傾向を極端にして」書いていますので、「おもしろい読みもの」程度に思ってお読みください。
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熱血滅私奉公型
一般の方が「先生」とイメージするタイプです。
「全ては子供のために!」
と自分の私生活まで投げ出して頑張ってしまいます。
毎日夜遅くまで残って授業準備に励み、土日も休まずしっかり出勤します。
中学高校の先生であれば、自分が顧問の部活動指導に土日を問わず打ち込んでいきます。
指導方法も(仕事の準備に多大なる時間をかけている割には)熱血的、力づくな面が多い傾向があります。
このタイプの先生は、学校組織の核になることが多く、校内他の先生からも一目置かれ、学校行事や研究活動でのキーパーソンになっていきます。
もちろん、このようなタイプにも欠点があります。
頑張ることはいいのですが、あまりに仕事にかけるウェイトが大きすぎて、私生活は全くダメです。
「全てが学校」なので、世間の常識も、最新の情報も、流行のテレビ番組も全く分かりません。
家庭を省みないので、家庭崩壊寸前か、そもそも結婚すらしていない人が多いです。
そして、人生の力のかけかたが「仕事一択」なので、仕事が上手くいかなくなると途端に崩れます。周りに当たり散らすか、自分に絶望して自滅していきます。
管理人もこういうタイプの方が、身を持ち崩していく様を何度か目撃しました。
本人が選び取っているやり方なので何とも言えませんが「バランスが取れていないことが最大のリスク」なのかと思います。
真面目型
これも一般的な「先生イメージ」に当てはまるでしょうか。
先ほどの「熱血型」が体育会系のイメージであれば、こちらは文化系のイメージです。
特徴は、とにかく真面目であることです。
授業もきっちり時間通りに、子供との対応も熱すぎず冷たすぎず、校内の仕事も一人一人丁寧に確認を取って進める...。
真面目である以上、評判が悪くはありません。特別に好かれるわけではないですが、特別に嫌われるわけでもありません。
とにかく、全てにおいて「一般的」なタイプです。
一緒に仕事をする上では全く不満がないのですが、このタイプにも当然欠点があります。
それは「疑いをもたない」ことです。
学校組織は成果が見えにくいです。「子供の教育」という投資効果がすぐには判別しない仕事をしていますので(教育経済学ではある程度、投資効果が割り出せるようですが)「何が◯で何が×」かは、はっきり言って「関係の力学」で決定されます。
つまり「偉い人(年上・上級職)が言ったことは、正しい」になります。
真面目タイプはこの力学の犠牲になります。だって真面目に従うことが能力ですから。
偉い人が「働け」と言ったら、長時間残業を厭わず、
偉い人が「叱れ」と言ったら、体罰まがいの叱責を児童や生徒に与える、
自分で考えることを放棄してますので、結果して「組織の優秀なコマ」になります。
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公務員型
「自分の権利は徹底的に主張するタイプ」です。
学校教員は公務員であることが多い(もちろん私立学校など例外もあります)です。
また私立学校であっても、通常の企業と異なり人の入れ替えが少ない傾向にあります。
つまり、比較的労働者が権利を主張しやすい環境です。
そこでこの「公務員タイプ」は徹底的に自分の権利を主張します。
定時出退勤はもちろん、与えられた有給は全て消費するのが当然です。
また、少しでも管理職が労働条件と異なることを言うと、すぐにそこを突きます。
休憩時間にも大変厳しいです。
前2つのタイプとは違い、欠点を先に列挙してしまいましたが、昨今の「働き方改革」を受けて、こういったタイプの必要性が高まっているのも事実です。
言っていることは労働者として間違いではないのですから。
ただし、自分の権利主張が先に立ち過ぎてしまうと、そればかりになってしまい、本来の職務に支障が出てしまいがちです。
ここでも、やはりバランスを取ることが大切でしょうか。
まとめ
学校教員の3つのタイプ
1 熱血滅私奉公型
2 真面目型
3 公務員型
最初にも書きましたが、これは私の主観ですし、ある側面を極端に解釈したものです。
「そーいえば、あの人こんな特徴があるな」くらいに、笑い話にしていただければ嬉しいです。
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