【教師の仕事】国立学校・公立学校・私立学校の違い

ほぼ全ての学校は「〇〇立〜〜学校」という正式名称があります。今回は、小学校・中学校・高校について、その種類と特徴についてまとめました。

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国立学校

教育系大学の付属校

「国立〇〇中学校」と名乗る学校で一番多いパターンは、地域の国立大学教育学部の付属校です。「国立〇〇大学付属〇〇中学校」なんてのが、正式名称だったりします。

その他には「高等専門学校」があります。これは「高校3年+大学4年=7年間」の教育を「5年間」で行う教育機関で、高専(高等専門学校の略)の大半が工業系の学校です。高専のほとんどは「国立」になり、各都道府県に1校程度あります。

「その道の大家」が集う場所

国立の小中高校には、教育各分野の「大家」な先生が集っています。

理由としては、

  • 国立大学教育学部付属学校なので、教育学や技術の実践研究者を集めている。
  • 公立学校と違って教育委員会の監督が厳しくないので、教師が自由に授業ができる。
  • そのような条件から「上を目指す!」やる気のある教師が集まる。
  • 原則的に異動が無い(雇用契約による)ので、その学校に留まる教師が多い。
  • その道を極め、実績のあるベテラン教師でないと、採用されにくい。

そんな事情から、国立の学校で勤務する教員は、実績のある人が集まってきます。

教育実践書をバンバン出版している人や、教育〇〇審議員なんかを務めている人のイメージです。

一芸に秀でた=アクの強い先生が多い

ということで、一癖も二癖もある、アクの強い先生が多いです。

管理人の知り合いに、某国立大学付属小学校での勤務経験がある人が2人いるのですが、

  • Aさん→同じ科目のベテランからのプレッシャー(パワハラ?)がキツくて、半年間休職。
  • Bさん→国立学校に勤務する前は温厚な人物だったのに、国立学校で揉まれていく中で、「私はこう思う!」と、常に主張する意識高い系に変身。

逃げるか染まるか。どちからですね。

でも「私の授業で、日本の教育を変えてやる!!」なんて野心に満ち溢れた人には、たまらない現場だと思います。私には、絶対に無理ですけど。野心なんてないし。

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公立学校

いわゆる普通の学校

「〇〇県立〜高等学校」「〇〇市立〜中学校」「〇〇村立〜小学校」

日本に現存する小中高校全体の9割以上を占めるのが、公立学校です。いわゆる、そこらへんにある普通の学校です。数が多いのでその分、学校ごとの個性も様々ですが、通っている子供も、働いている教員も、ごくごく普通の人たちです。

先生の大多数を占める

日本で「学校の先生」と言うと、大半はこの公立学校の先生になります。学校数が多い分、そこで働く先生の数も膨大になります。

教員の質はピンキリ

数が多いので、教員の質はピンキリです。その道教育一筋30年。世間的には無名だけれども、数々の崩壊クラスを立て直し、学校をピンチから救ってきた教育界のレジェンド…なんて人は、だいたい公立学校で勤務しています。

そんなすごい人もいるけれども「今日のニュース!教員の窃盗事件!」なんて話題になってしまうのも、このカテゴリの人たちが多いです。

つまり平均的

公立学校の教員採用を決めるのは、自治体ごとの教員採用試験です。1つの年度ごとに、数百数千人が受験するので、その一人一人の人格や人柄なんてのは「見てられない」のが実情です。

だから「すごい人」も「だめな人」も、大きな網にかかる鯛と小魚みたいに一緒に引き揚げられます。そして、みんなが同じような職務に就き、同じように研修を受けるので、数年後には平均的な人物に育っていきます。

どこまでいっても「平均的」それが公立学校の教員です。

私立学校

その学校の校風に合った先生がいる

一口に「私立学校」と言っても千差万別です。キリスト系や仏教系など宗教がルーツとなっている学校(大学なんかはこれが多いです。関東の有名校だとキリスト系の上智大学や立教大学、仏教系の駒沢大学など)有名大学への合格者を多数輩出している進学校、特徴的な技術者を養成することを目的とする学校などなど、学校によって全く個性が異なります。

ですから、国立学校、公立学校以上に「私立学校」を一括りで説明するのは難しいですが、共通しているポイントは「その学校の校風に合った教員がいる」ことです。公立学校は採用する教育委員会と配属される学校との距離が遠いので、一つ一つの学校にマッチする人材を採用する事は不可能(そもそも「マッチング」という発想が無い)ですが、私立学校は学校ごとに教員を採用するので、そのマッチングが可能です。

「我が校に相応しい人材はこのような人」

そういった採用基準を設けている私立学校がほとんどですので、その学校で勤務する先生も、自然にその校風に合った人になります。(もしくは、合っていなくても染まっていきます)

学校によって、教員の質の差が激しい

正直言って、私立学校間には教員の質の差があります。私立学校でも、

  1. 大学出たての人間が採用される学校
  2. 全国から応募があり、採用競争が非常に激しい学校

では、当然教員の質が異なってくるのは当然です。

都市部にいると、「私立>公立」といった雰囲気がありますが、受験を勝ち抜いた子供の質が高いことは事実かもしれませんが、教員の質といった観点からすると、必ずしもその式が成り立つとは限りません。

「ブランド校」はトップレベルの教員が集う

ということで、

  • 有名大学の付属校
  • スポーツ分野で全国的に有名な学校
  • 特色ある教育を行なっている学校

といった「ブランド校」には、それなりに実力のある教員が集まります。教員も人間なので「地位」や「名誉」、「収入」には敏感です。それらが叶えられる学校には、人が集まってきます。

まとめ

教員の仕事 国立・公立・私立学校の違い

  1. 国立学校 →研究肌の教員が集う
  2. 公立学校 →普通の教員が集う
  3. 私立学校 →校風に合った教員が集う

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ABOUTこの記事をかいた人

おーかど

元教職歴7年です。 教員時代は1年生から6年生の学級担任と特別支援教室の担任の経験をしました。子供達曰く「楽しくて恐ろしい?先生」だそうです。色々、叱り過ぎたかなぁ・・・。 妻と娘との3人暮らしです。 箱から出しまくったティッシュを静かに戻したり、散乱したおもちゃをけなげに片付けたり、腕を引っ張られてもだまって付いていったり、と、娘の育児に奮闘するイクメン・・・のつもりです。いや、ママには勝てません! 趣味は、サイクリングに読書に登山にスノーボードに、と目新しいものに片っ端から手を出しています。